マカロンについて 起源や歴史・作り方のコツなど 実はイタリア発祥のお菓子?!
マカロンといえば外はサクッとして中はしっとり甘い生地にガナッシュやバタークリームがサンドされたお菓子です。今回はマカロンの起源や歴史、作り方のコツについて詳細にご紹介していきます。
マカロンとは?
◎マカロンとは
アーモンド、砂糖、卵白で作った半球形の焼き菓子です。泡立てた卵白にアーモンドパウダーと粉糖を混ぜ合わせたものを加えてよく混ぜ合わせませ、絞り袋にいれて半球形に絞り焼き上げます。
◎マカロンの起源・歴史について
マカロンの起源についてははっきりしていませんが、イタリアで考案されてフランスで作られるようになりました。17世紀頃にはすでに広く作られるようになりました。
◎マカロンの由来
マカロンという名はイタリアのマカロニと同じ語源。一説ではイタリアで古くから食べられてた伝統菓子で「ビスコッティ・アマレッティ」(アーモンドの粉を使ったビスケット)が原型とも、練り生地を切って作る食材の「マカローネ」が原型ともいわれています。
様々なマカロンの種類
日本でマカロンと言えば表面がツルっとしてガナッシュやバタークリームがサンドされたマカロンを思い浮かべる方が多いと思いますが、マカロンには他にも様々な種類があります。製法は違いますが材料は基本、卵白、砂糖、アーモンドパウダーです。
日本で親しまれているポピュラーなマカロンは「マカロン・パリジャン」という種類です。他にも表面がひび割れたクッキーのような「マカロン・ド・ナンシー」など郷土で様々なマカロンの種類があります。日本でも同じ料理でも地域によって様々な製法や特徴の違いがありますが、フランスでも同じように地域によって様々な味わいがあるようです。フランス全土で約250種類ものマカロンのレシピがあるともいわれています。
マカロンの作り方のコツ
今回はフレンチメレンゲを使ったマカロンの作り方のコツをご紹介します。
マカロンを作る上で重要な4つの工程があります。それは「キメの細かいしっかりとしたメレンゲを泡立てる」「マカロナージュ(泡を潰しながら混ぜていく作業)」「絞りと乾燥」「焼き」です。
マカロン作りは難しいと思われていますが、ポイントをしっかり押さえていくことで綺麗なマカロン作りに近づいていきます。
◎アーモンドパウダーと粉糖は均一にしっかりと混ぜ合わせておく
アーモンドパウダーと粉糖を混ぜ合わせる時に粉糖は必ずふるったものを加えます。粉糖がダマになっているとメレンゲと混ぜ合わせた時にそのままダマになってしまい、仕上がりの生地が不均一になります。そしてアーモンドパウダーと粉糖はホイッパーでよく混ぜ合わせた後に手のひらで軽くこすり合わせてより均一に混ぜ合わせておきます。
◎キメの細かいしっかりとしたメレンゲを泡立てる
キメの細かいツノが立つくらいのしっかりとしたメレンゲを泡立てることがとても重要になります→メレンゲの作り方(詳細)
◎マカロナージュ
まず泡立てたメレンゲに粉類を入れてゴムベラ切るように混ぜメレンゲ全体に粉類を混ぜ込みます。そしてゴムベラで表面の泡を潰すように優しく押し付けながら混ぜます。これがマカロナージュという作業になります。
◎生地の状態
生地をゴムベラで垂らしてリボン状に垂れれば生地の完成です。垂らした生地がスーッと消えて生地に光沢が出るのがベストな状態となります。
◎生地の絞り
絞り袋に5~10㎜程度の丸口金をセットしてベーキングシートを敷いた天板に生地を半球形に絞ります。絞りの大きさは大体3~4㎝の円形になるようにして絞り跡がなるべく残らないように絞っていきます。絞り終わったら天板を台に軽くトントンと叩きつけて絞り跡が目立たないようにします。
◎生地の乾燥
絞った生地を常温に置いて表面を指で触って生地がついてこないようになるまで乾燥させます。冬場の乾燥している時で1時間程度、夏場の湿度の高い時ですと1時間~3,4時間程度かかることもあります。ご家庭ごとに室内の環境も違うので生地の乾燥の状態を確認しながら目安の状態まで乾燥させていきます。
◎焼き
レシピや作り方で焼きの温度や時間は違いますが、ここでご紹介している焼き方は140℃で18分~20分程度焼く方法です。生地の表面を乾燥させているので乾燥した部分が蓋のような役割になり、焼く過程で中の生地がゆっくりと横からでてきて(ピエ)お馴染みのマカロンの形に焼き上がります。
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