基本のシュークリームの作り方・レシピ シュー生地の失敗しないポイント
今回は基本のシュークリームの作り方・レシピ・失敗しないためのポイントをご紹介します。
牛乳たっぷりの優しくリッチな味わいシュー皮、ミルク感たっぷりのコクのあるカスタードクリームをたっぷり詰めて仕上げる基本のシュークリームです。動画でご紹介するレシピは8~9個分ですが、日頃のおやつに半分のレシピで4個分作るのもお勧めです☆とってもお勧めのシュークリームレシピなので是非作ってみて下さいね
レシピをYouTubeの動画こりすクッキングチャンネルにアップしています。シュークリームの作る手順、シュー生地の加熱具合や生地の混ぜ合わせ方など、ぜひ動画も参考にして下さい。
紹介動画
投稿名の材料
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牛乳
- 100g
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無塩バター
- 40g
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塩
- 2g
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砂糖
- 3g
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薄力粉
- 60g
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卵
- 2~3個
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卵(生地に塗る用)
- 少々(卵1/3個分程度)
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牛乳
- 380g
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無塩バター
- 25g
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バニラビーンズ
※バニラオイルでも可 - 1/6本分
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卵黄(Mサイズ)
- 3個分
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グラニュー糖
- 60g
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薄力粉
- 19g
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コーンスターチ
- 11g
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生クリーム
※脂肪分47%程度がお勧め - 120g
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砂糖
- 11g
投稿名の作り方
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基本のシュークリームに使う道具
基本のシュークリームに使う道具は手鍋、ボウル、ゴムベラ、ホイッパー、ザル又は濾し網、絞り袋、口金(丸口金)、包丁、ハンドミキサー
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カスタードクリームを作る(生クリームを混ぜ合わせる前まで)
カスタードクリームを作って氷水で冷やし冷蔵庫に入れて冷やしておきます。→カスタードクリーム(クレームパティシエール)の作り方【プロレシピ】
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シュー皮を作る前準備
・薄力粉をふるっておきます(沸騰した牛乳バターに手早く加えるため)
・手鍋に牛乳と塩、砂糖を入れ、バターをある程度細かくカットして入れます。(溶けやすくするため)
・卵は2個分溶きほぐしておきます。(3個目は生地の状態を見て加えるかどうか決める)
・シュー生地を絞り終わったらすぐにオーブンに入れれるようにオーブンを予熱しておきます。(絞ったシュー生地を置いておくと生地が冷めてしまい膨らみが悪くなるため) -
シュー皮作りスタート
手鍋を中火にかけてゴムベラで混ぜながら加熱して(沸騰するまでにバターがしっかり溶けきっているように)沸騰したら火を止めてふるった薄力粉を加えてゴムベラで粉気がなくなるまで混ぜ合わせます。
中火にかけて、ゴムベラでしっかり混ぜながら生地を30~40秒程度炒めます。(生地を触った時にべとつかない程度)
※生地を炒めることで(約87℃)粉のデンプンが糊化(α化)してシュー生地に必要な生地の伸びと粘りを得ることができます。
※動画(YouTube)では詳細に炒め作業をご紹介しているので是非参考にしてください(編集無し)→基本のシュークリームの作り方動画
※今回は少し厚めのステンレス鍋を使いましたが、薄めのアルミ鍋などを使うと鍋底が焦げやすいので注意して下さい。(テフロン鍋などお勧めです)炒めた生地をボウルに入れて卵を少しずつ加えて(大体2個分の卵を7回程度に分け入れるくらい)そのつどゴムベラしっかり混ぜ合わせていきます。次第に生地がクリーム状になっていきます。
◎卵を加えていくときのポイント
特に最初の1、2回目あたりで加える卵を多めに加えすぎると生地のコシが弱くなりシャバっとした生地に仕上がってしまう恐れがあります(焼いたときに平べったくなったり底がへこんでしまったり)
卵は徐々に加えてコシがありながらも伸びやかな生地に仕上げていきます。※動画ではゴムベラで混ぜていますが、木べらなど固めのヘラで混ぜると力が伝わり混ぜやすいです。
※あまりゆっくり作業すると生地の温度がどんどん下がってしまうので、なるべくリズムよく卵を加えて混ぜ合わせていきます。(生地が冷めすぎると膨らみにくくなります)理想としては生地が仕上がった段階で温かいくらい。生地に卵を加えていって、生地を垂らしてみてスーッとなめらかな三角形になればOKです。今回は2個分の卵を加えた段階で生地がやや硬かったので、3個目を溶きほぐして、少し加えて生地の固さを調整しました。
◎シュー生地の仕上がりのポイント
・生地を垂らしてみてスーッとなめらかな三角形になる(ぼてっと落ちる三角形ではまだ固い(クッキーシューの場合やゴツっとした皮に仕上げたい場合はあえて固めに仕上げることもあります))
・指で生地をつまんで伸ばしてみて、自然と生地がプチっと切れる状態になればシュー生地の完成です
生地を丸口金(大)をセットした絞り袋に入れ、ベーキングシートを敷いた天板に直径約6cmにこんもりと絞ります。(平べったく絞ってしまうとうまく膨らまないことがあるのでこんもりと絞ってください)
※下に敷くのはベーキングシートで良いですが、できれば穴あきのシルパンがおすすめです。底がへこみにくく平らに焼きやすいのと膨らみが均一になりやすいです。
生地の表面に軽く卵を塗って180℃に予熱したオーブンで約38分焼きます。(32分あたりから生地の上面が焦げないかを注意して下さい。)
※卵をシュー生地に塗る時にシュー生地を潰さないように注意して下さい。絞り終わりを軽く消すように優しく塗ります。
※32分あたりから上面が焦げそうな場合はオーブンの扉をサッと開けてアルミホイルを被せて残り時間焼いていきます
※シュー生地を焼いているときは絶対に途中でオーブンの扉を開けないようにしてください。途中で開けると蒸気が抜けてシュー生地がぺちゃんこになって元に戻らなくなります。30分を超えたあたりからならサッと開けるのは大丈夫です。焼けたら冷ましておきます。
※冷めるとシュー皮はある程度優しくソフトな食感になります。
ザクザクっとした食感にする場合は180℃で焼いた後にオーブンの温度を150℃程度に下げてシュー皮にアルミホイルを被せてさらに10~20分程度焼いてシュー皮をザクザクに焼ききるようにして下さい。
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シュークリームの仕上げ
しっかり冷やしたカスタードクリームをゴムベラで混ぜてほぐして、生クリームに砂糖を加えてしっかりとしたツノが立つまで泡立ててカスタードクリームに加え混ぜ合わせます。
※カスタードクリームがゴムベラでなめらかにほぐしにくい場合はホイッパーやハンドミキサーでなめらかにしても良いですが、あまりなめらかにしすぎると生クリームと混ぜ合わせた時にコシのないテロっとしたクリームになってしまうので注意して下さい。個人的にはゴムベラでコシを残しながらほぐして、生クリームをふんわりと混ぜ合わせるのが理想のカスタードクリームです☆
シュー皮の底にペティナイフの刃先で穴をあけ、カスタードクリームを丸口金をセットした絞り袋に入れてシュー皮に絞りこみます
アルミパウチをシュークリームをのせれる形に整えてシュークリームをおけば基本のシュークリームの完成です。
◎手作りシュークリームならではの贅沢な美味しさ
手作りでシュークリームを作る時に一番贅沢な瞬間は、焼きたて冷めたてのシュー皮に出来立てのカスタードクリームをたっぷりと詰めてすぐに食べる時です☆焼きたて冷めたてのシュー皮がまだサクッと優しいクリスピー感が残っていて、出来立てのカスタードクリームを詰めてほおばると幸せな風味と軽い食感が広がります。ケーキ屋さんの時は朝に皮を焼いてからクリームを詰めて開店時間30分の贅沢時間と呼んでいました☆
手作りならではの贅沢なのでぜひ試してみてくださいね☆