栗の渋皮煮の作り方・レシピ【渋皮を割れるのを防いで綺麗に煮るコツ】
今回は栗の渋皮煮の作り方・レシピをご紹介します。渋皮を残して栗の皮(鬼皮)を剥いて丁寧に茹で綺麗にしながら、最後にシロップで煮て甘みを含ませます。渋皮が割れてしまわないためのポイントも細かくご紹介します。手間と時間はかかりますが、自家製の栗の渋皮煮はとても味わい深いです。是非栗が旬の美味しい時期に作ってみて下さい
レシピをYouTubeの動画こりすクッキングチャンネルにアップしています。栗の煮具合など、ぜひ動画も参考にして下さい。
紹介動画
投稿名の材料
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栗(LLサイズ)
- 20粒
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水
- 500g
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砂糖
- 400g
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重曹(下茹での時)
- 小さじ1/3を2回
※お好みでレモン果汁を小さじ1と塩をひとつまみ入れると味わいがすっきりとしてキレの良い味わいになります。
投稿名の作り方
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栗の渋皮煮に使う道具
栗の渋皮煮に使う道具はヘラ、包丁、まな板、手鍋、ザル、ボウル
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保存瓶を用意する
お好みの保存瓶又はタッパーなどを用意して洗剤でしっかりと洗ってすすぎ、水気を取ってしっかりと乾燥させておきます。
※脱気する方法で瓶詰する時や保存のためにより清潔に保存瓶を用意する場合は、鍋に水と洗った保存瓶を入れフツフツと静かに沸騰させた状態で約15分加熱消毒します。
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栗の渋皮煮の作り方
栗の皮(鬼皮)を剥きます。→栗の皮(鬼皮)の剥き方・コツ 【栗の渋皮煮作りに】
※渋皮を傷つけないように慎重に剥いていきます。
鍋に栗とたっぷりの水と重曹を入れ火にかけ、軽く沸騰したら弱火にして10分煮ます。
※皮(鬼皮)を剥いてから水に一晩浸すという方法もありますが、水を吸って割れやすくなるので、すぐに煮ていきます。
10分間煮たら鍋をシンクに入れ、鍋肌に水をあてながら少しずつ水を注ぎ入れて、ゆで汁が水道水くらいまで冷めたら栗の表面をこすって綿のようなものを取り、大きな筋は竹串などで取り綺麗にします。
※この段階で完全に綺麗にしようとせずに、9割程度綺麗にします。(この後も綺麗にする作業があります)
再度鍋に栗とたっぷりの水と重曹を入れ火にかけ、沸騰したら弱火にして10分煮ます。
10分間煮たら鍋をシンクに入れ、鍋肌に水をあてながら少しずつ水を注ぎ入れて、ゆで汁が水道水くらいまで冷めたら栗の表面をこすって残りの綿のようなものを取り綺麗にします。
栗を優しく指でこすりながら先ほど取り残した綿のようなものと筋を綺麗に取り除きます。
鍋に栗とたっぷりの水を入れ火にかけて、軽く沸騰したら弱火にして約50分~1時間程度、途中でアクを取りながらコトコト煮ます。時間はあくまでも目安で、竹串で栗を刺した時にスーッとさせるくらいの柔らかさまで煮ます。
※形の悪いものなどを一つ取り出して食べてみて、しっとりホクっと柔らか煮えているかを確認すると良いです。
栗が柔らかく煮あがったら鍋をシンクに入れて、鍋肌に水をあてながら少しずつ水を注ぎ入れて、ゆで汁が水道水くらいまで冷めたら鍋に分量の水と砂糖、茹で上がった栗を入れます。
※お好みでレモン果汁を小さじ1と塩をひとつまみを加えると味がすっきりとキレよくなります。
鍋を中火にかけて、沸騰したら弱火にして15分間コトコト煮ます。煮えたら火を止めて鍋の蓋をして常温に置きゆっくり冷まします。
※冷める時にゆっくりと甘みがしみ込みます。
冷めたら再度火にかけて、沸騰したら火を止めて鍋の蓋をして常温に置きゆっくり冷まします。
※冷める時にゆっくりと甘みがしみ込みます。
冷めたら保存瓶に栗の渋皮煮と、栗が浸かる程度のシロップを入れて冷蔵庫で保存します。冷えたら栗の渋皮煮の完成です。
しっとりホクっとした優しい甘みの自家製の栗の渋皮煮です。
◎渋皮が割れるのを防ぐためのポイント
・煮すぎると割れる原因になるので、注意して下さい。特に1回目2回目の10分ずつ煮る時間は守るようにします。
・栗がおどるくらいグラグラっと沸騰させてしまうと割れる原因になるので、コトコト優しく沸騰する火加減を保ちます。(トロ火程度の余りにも弱すぎる火加減ですと栗がホクっとなりにくいので、火加減の調整は気を付けます。)
・茹でた栗をザルなどにあけ、栗が一気に空気に触れると割れる原因になります。鍋に水を加えながら優しく冷まして、熱い栗が急に空気に触れないようにします。