桂花陳酒(けいかちんしゅ)の作り方・レシピ 【金木犀(キンモクセイ)の自家製漬け込み酒】
今回は桂花陳酒(けいかちんしゅ)の作り方・レシピについてご紹介します 10月の中旬、金木犀(キンモクセイ)の花の甘い香りが街中漂う季節 沢山摘んだ金木犀の花を綺麗にしてからホワイトリカーと氷砂糖、レモンと一緒に漬けます 熟成期間は長くかかりますが、金木犀の甘い香りと熟成した味わいです 金木犀の咲く時期にぜひ作ってみてくださいね☆
レシピをYouTubeの動画こりすクッキングチャンネルにアップしています。金木犀の花の下ごしらえ方法や作り方の手順やポイントなど、ぜひ動画も参考にして下さい。
目次
紹介動画
投稿名の材料
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金木犀(キンモクセイ)の花
- 約80g(収穫時の重さ)
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ホワイトリカー
- 900ml
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氷砂糖
- 350g
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レモン
- 約1個分
投稿名の作り方
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桂花陳酒(けいかちんしゅ)作りに使う道具
桂花陳酒(けいかちんしゅ)作りに使う道具はボウル、包丁、まな板、キッチンペーパー、果実酒保存瓶2L瓶
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金木犀(キンモクセイ)の花について
金木犀の花を目安量分摘みます。
金木犀(キンモクセイ)の花は満開まで咲いてしまったものよりも、それよりやや手前のオレンジ色が濃くフレッシュでしっかりと香りがあるものを使うようにします。(咲いてから時間が経って白くなりかけてるものは香りが弱いです)
・オレンジ色が濃く香りがしっかりとする新鮮な金木犀の花を摘みます。
今回使用した80g分の花を摘むのに約1時間かかりました
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金木犀(キンモクセイ)の花の下ごしらえ
摘んだ金木犀(キンモクセイ)の花を大きめのボウルに入れ、そこにたっぷりの水を加えて、もまないように優しく混ぜます
金木犀の花は軽いので水に浮きますが、ゴミや傷んだ花、虫などは水の底又は水中に沈みます。混ぜてから1~2分待ってゴミが沈むのを待ちます
1~2分経ったら表面に浮いた花を手で優しくすくって軽く水をきって別のボウルに移します
※今回水中にはゴミや傷んだ花、蟻やクモ、小さな芋虫もとれました
キッチンペーパーを大きく広げて、そこにお花を広げます。広げることで先ほど取り切れなかったゴミも見えやすくなるのでこの段階で綺麗に取り除きます
※今回は桂花陳酒を漬ける工程でお花は濾すので、花の緑の軸は取る必要はありません
上からもキッチンペーパーを被せて軽く押さえて水気をある程度取ります
※完全に乾燥させる必要はありません。逆に強く押しすぎて花を傷めてしまうと香りが弱くなるので注意してください
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桂花陳酒(けいかちんしゅ)を漬ける前準備
2L果実酒保存瓶は綺麗に洗って乾燥させておきます
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桂花陳酒を漬けます
白い部分を少し残してレモンの皮を剥いて、果肉を1㎝の輪切りにします
綺麗な保存瓶に氷砂糖、金木犀の花、レモンの順で交互に3回くらいに分けて保存瓶に入れます
ホワイトリカーを注ぎ入れます
蓋をしっかりして直射日光の当たらないなるべく涼しい場所で漬けます。これで自家製の桂花陳酒の漬けこみ完了になります。
◎漬ける上での手順とポイント
①まず漬けてから最初の1~2週間は1日に1度は必ず保存瓶を上下させて中のお酒をまわすようにします。溶けた氷砂糖の糖分は瓶底にたまりやすいのでそれをまわすことにより全体に均一にすることとあとは花は軽く上に浮いてくるので、まわすことで花の傷みを防ぎます。特に表面の空気に触れた部分は最初の内は傷みやすくなるので注意してください
2週間ほど経過した以降は3日に一回ほど保存瓶を上下させる程度で良いですし、花やレモンを取り除いて以降は数か月に1度程度でOKです。半年経過後はほぼまわさなくてもOK②漬け始めてから1カ月経過したらレモンを取り除き、お酒を一度濾して金木犀の花を取り除きます。
③花とレモンを取り除いて以降はなるべく暗く涼しい場所で2~3年程度寝かせてお酒を熟成させます
※陳酒の「陳」には長年熟成の意があるので、ここでしっかり熟成させてまろやかなお酒に仕上げます◎ポイント
かなり長い期間熟成させるので、まずは蓋をしっかりしてアルコールが抜けないように注意してください。なるべく暗く涼しい場所でゆっくり熟成させることでまろやかな味わいに仕上がります