お菓子作りの基本のクリームの絞り方・綺麗に絞るためのポイント
今回はクリームの基本の絞り方と綺麗に絞るためのポイントについてご紹介します。基本のポッシュ絞り、シェル絞り、ローズ絞り、ストレート絞りができれば色んなデコレーションケーキの絞りや、絞りクッキー、シュー生地、ビスキュイ生地など様々なお菓子作りに応用できます。
【お菓子作りの基本のクリームの絞り方・綺麗に絞るためのポイントの動画】
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綺麗に絞るための大事なポイント
クリームや生地を綺麗に絞るにはまず2つの大事なポイントを押さえることが大事になります。
1、なめらかでツヤがあり適度に泡立ったクリームを用意することです。(氷水にあてながら適切に冷やし泡立てたもの)
※クリームを綺麗に絞る上でクリームの状態はとても大事になります。クリームが柔らかすぎると絞った時に形を保持できませんし、硬すぎると思った形に絞るのが難しくなります。
2、適切に絞り袋を用意してポイントを押さえてクリームを入れます。→絞り袋の作り方と絞り袋の扱い方
※絞り袋に適切にクリームを入れて準備することで、絞る時に手の力が効率よく絞り袋に伝わり、綺麗に絞りやすくなります。
基本の4つのクリームの絞り方
◎ポッシュ絞り
・ポッシュ絞り … デコレーションケーキなどの飾り絞りや絞りクッキーを作る時などに使う絞り方法。
・ 絞る時のポイント … 口金を垂直にして、絞る所から若干(約1㎝)口金を離して絞り、クリームが絞り位置に当たってプックリとなるまで絞り出します。そして手の力を緩めて絞り袋をスッと上に上げます。
※慣れない内は一つ一つの動きを確認しながら行ってみて下さい。慣れてきたらこの動作を連動させて行うと綺麗な形のポッシュ絞りになりやすいです。
◎シェル絞り
・シェル絞り … デコレーションケーキなどの飾り絞りや絞りクッキーを作る時などに使う絞り方法。貝殻のような形。
・ 絞る時のポイント … 口金を斜め約45度にしてクリームを少し絞りだし、口金を少し上に上げながらさらにクリームを絞り、力を緩めながら口金をスーッと斜め下にひき絞ります。
※力を緩めるタイミングが遅いと綺麗な貝殻状になりません。一連の動作をスムーズに連動させて行うと綺麗に絞りやすくなります。
◎ローズ絞り
・ローズ絞り … デコレーションケーキなどの飾り絞りや絞りクッキーを作る時などに使う絞り方法。バラのような形。
・ 絞る時のポイント … 口金を斜め約80度にして、初めに小さなクリームの土台を少し絞りだし、その土台に合わせて手首を使って小さな円をクルッと描くように絞りだして、力を緩めて絞り終わりがきれいになるように絞ります。
※慣れてないと大きなローズ絞りになってしまいがちなので、コンパクトで形の良いローズ絞りを絞る場合、手首を使ってクルッと小さな円を描くように絞るのがポイント。
◎ストレート絞り
・ストレート絞り … デコレーションケーキの絞りやビスキュイ生地やシュー生地を使ったエクレア作りなどに使う絞り方法。
・ 絞る時のポイント … 口金を斜め約45度~60度くらいにして、絞る位置から若干(約1㎝程度)口金を浮かせて口金の高さを固定しながらクリームを少し垂らすように絞っていきます。常に絞り袋に伝える力を一定にしながら絞る速度に合わせてゆっくりと絞り袋を動かしていき絞ります。
※口金の大きさ(太さ)に合わせて絞ると絞りやすいです。
◎基本の絞りの応用
基本の絞りができれば様々な応用絞りもできます。写真左はローズ絞りの応用、写真真ん中はストレート絞りの応用、写真左はローズ絞りとシェル絞りの応用になります。